2007年12月15日

鳥獣被害特措法案にただひとり反対

12月14日、参議院本会議にて「鳥獣による農林水産業等に係る被害防止のための特別措置に関する法律案」が可決された。
川田龍平は衆参両院でただ一人反対票を投じた。

農林業への鳥獣による被害額は年間200億円に上り、被害地域の過疎化、高齢化
を考慮すれば対策が必要であることは間違いない。だが、本法では絶滅の可能性
のあるツキノワグマなど鳥獣の過剰な捕殺を促す可能性が否定できない。

昨年から今年にかけて、各都道府県は鳥獣保護法の定めるところにより鳥獣の保
護、捕獲計画を策定した。実行段階で法令違反、無視が多数起きている現状を踏
まえれば、過剰捕殺につながりかねない追加施策には慎重であるべきである。

与野党の非公式協議により、生態系保全の観点が加えられ、過剰な捕殺につなが
る事項は幾分改善されたが、本法案は委員会でほとんど審議されなかった。

国内の自然保護団体は早くから本法案に反対を表明していた。
法案の構想段階では自衛隊を動員し、一気呵成に鳥獣を捕殺してしまうことで被害をなくすことが検討されていたのだから当然であろう。

被害対策としては、被害補償と防除を優先し、捕殺は緊急の場合に限定すべきである。

近年の鳥獣害拡大の真因は、長年に渡る林野政策の失敗や過疎化、気象の変化など複合的なものである。鳥獣の捕殺によって、こうした真因の解決にはなんら寄与しないばかりか、生態系の破壊により将来の回復機会を失わせるものである。

以上、本法案の反対理由として。
posted by 事務局 at 18:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 本会議
この記事へのコメント
龍平さん、みなさま、ありがとうございました。
採決が0でなく1であったことがとても大きいと思います。
いろんないのちが大事にされるよう、共生する社会になるよう、
私も後ろからスクラムを組んでくっついていきますよ!

そして、超ご多忙の中、静岡においでいただきありがとうございました。
22日の冬至はキャンドルナイト。
みつろうキャンドルで、ゆったり過ごせることをお祈りしております♪

では、お礼まで。
Posted by 祝い屋@静岡ひろねえ at 2007年12月17日 00:52
 1しかないのは、悲しい〜、、、。
だいたい、殺すのだけが道じゃないのに!
かまわず殺していって気がついたら絶滅した、なんて生き物がどれだけいると思っているのでしょうか?
 賛成した人達は、認識も、それについて勉強もしてない証拠でしょ。
  「生き物の種が、100を切ったら絶滅へのカウントダウンが始まる」と言う、話しをきいたことがないんでしょうか?

  全会一致でなかったのは救いです、
Posted by 草之丞 at 2007年12月18日 21:04
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