2008年01月10日

初質問を終えました【厚生労働委員会】

1月10日(木)
川田龍平は、厚生労働委員会にて初質問しました。

*今回「委員でない議員の意見聴取等」(参議院規則第44条)という規定を
 利用し厚生労働委員会での初質問を実現しました。
 第44条:委員会は、委員でない議員から意見を聴き、又は発言を許可
 することができる。

CIMG3409.JPG

・肝炎救済法案を可決=参院委
・川田氏の質問に舛添氏タジタジ…薬害C型肝炎問題で“初対決”
・川田議員“飛び入り”初質問…厚生労働委員会

*委員会のビデオ録画は参議院のホームページにてご覧いただけます↓
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
「ビデオライブラリ」→「会議検索」→カレンダーから「10」日をクリック

CIMG3416.JPG

CIMG3417.JPG


【質問予定内容】*実際の質問は多少異なります

あけましておめでとうございます。こんなに早く厚生労働委員会で質問できるとは夢にも思っていませんでした。家西筆頭理事をはじめ、皆さんのご協力、ありがとうございます。私は薬害エイズの被害者として、国会議員になりました。ですから、この質問は、わたしの使命です。命をかけて、この国の厚生行政がもつ根本的なあやまちを正したいと思って、ここにおります。
HIV感染の告知を受けた10歳のとき、母に「エイズになったら自殺する。もうこれ以上苦しみたくない」と言って悲しませていたころ、私は薬害肝炎にも感染していました。
効果が未確認の、肝炎治療のインターフェロンが、HIVにも効果があるかもしれないというので、10歳で自ら希望して、東大医科研で治療をはじめました。子どもとしてはじめてでした。ブドウ糖液に溶かし、点滴で静脈注射していると、高熱がでてきてだるくなり、倦怠感が襲ってきます。抜け毛、人によっては、うつ、自殺、という大変強い副作用の薬です。週に2回から3回、点滴です。途中から皮下注射になり、とてもイタイ注射を、毎回、自分で打つのです。とても勇気が必要でした。それだけ、肝炎治療は、大変なんです。19歳のときには3回肝炎で入院しています。
そのような苦しみに耐えながら、私はなんとかここまで生きてきました。
多くの仲間、友人が次々と殺されていきました。彼らは死んでいったのではありません。殺されていったのです。国の無策、不作為によって、殺されていったのです。
これが、薬害、です。
厚生省の担当官を殺したいとまで憎んだこともありました。しかしその担当官を殺しても、その家族や友人、周りの人とまた憎しみが連鎖するだけで、役所ではまた同じ仕事が続くと思うと、憎むのではなく、二度と同じ苦しみを繰り返さない、過ちを繰り返さない、その為にこそ、真相究明、国の法的責任を認めることが必要だと思ったのです。だから実名公表し裁判を闘ってきました。和解を勝ち取れたのは、多くの方の支援があったからです。当時の菅厚生大臣、衛藤晟一さんをはじめ、与党PTのみなさんのご努力があったからこそ、画期的な和解をすることができました。そのときから、政治の力の大きさを痛感してきました。
 今回、厚生労働省前、官邸前で、舛添厚生労働大臣、福田首相への政治決断を迫ったのも、議員立法を求めたのではなく、行政府の長としての政治決断を求めたのでした。ともあれ、結果として、こうして議員立法による解決を目前にして、今は一日も早い法律の施行をと思います。

*先天性患者除外という欠陥      
ところで、この法律案、ひとつ欠陥があります。最初の与党案第2条の3で「後天性の傷病に関わる投与に限る」と括弧書き、委員長提案で「獲得性の傷病に関わる投与に限る」に修正されましたが、特定の人を限定し、まったく同じ薬を投与された、先天性疾患である、フィブリノゲン欠乏症の方々、フォンウィルブラント病の方々、第9因子製剤を使ってきた血友病B患者の方達を除外してしまっています。この「先天性患者を除外する、ということは、「投与の時期によって差別しない、一律救済」と言っているのに、一律救済になっていません。理不尽で納得できません。

提出された法案の前文では、「フィブリノゲン製剤および第\因子製剤にC型肝炎ウイルスが混入し、多くの方々が感染するという薬害事件」に対する謝罪と再発防止が書き込まれています。大臣は、先天性の方々のC型肝炎感染者は薬害被害者と認識しているのか、お伺いします。

※資料 
フィブリノゲン製剤よってHCVに感染した先天性無フィブリノゲン血症患者をはじめとする血友病類縁疾患患者 63名、
第\因子製剤よって感染した血友病B患者 443名、
それらに準じる第[因子製剤によってHCVに感染したフォンウイルブランド病患者 120名、
血友病A患者(投薬も事実確認も容易な)2042名

〈答弁〉

 私は先天性血友病患者ですが、薬害のHIV感染者です。先天性の病気をもって、そのうえで薬害C型肝炎被害者になった人が、薬害の被害者にならない、などということは、許せません。あらゆる傷病に投与される薬剤は常に有用性を前提として投与されています。先天性であるから、薬害もしかたない、という考え方をもし大臣が取るとするなら、人権意識の低さの現れであり、国として非常に恥ずかしいことです。あらためて大臣に伺いたい。

〈答弁〉

衆議院では、この法律の成立と同時に委員会決議があがりました。決議の4で、「先天性の傷病の治療に際しては血液製剤を投与されたウイルス性肝炎に感染した者への必要な措置については、早急に検討すること」とあります。大臣は、この決議に「努力する」と発言されています。薬害を前提として何を「努力される」のですか。具体的に考えをお答えください。

〈答弁〉

まったく納得できませんが、あとでそれに関わる質問をしますので、今は次ぎにいきます。
参考人もそれを聞いて安心していただけると思います。

次にこの法律で救われない人たち、先天性患者、第8因子による被害者や予防接種による感染被害者、輸血による感染被害者などの救済について質問します。

衆議院厚生労働委員会での委員会決議で、「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第\因子製剤意外の血液製剤の投与によるウイルス性肝炎の症例報告等を調査し、その結果を踏まえてその結果を受診勧奨等必要な措置について、早急に検討すること」とあります。これはどのように対応していくつもりでしょうか。

特に、予防接種によるB型肝炎問題は、北海道ですでに提訴され最高裁判決まで出ているのに、いまだ、厚生労働省の謝罪もなく、措置も取られていません。この決議の趣旨を踏まえると、予防接種によるB型肝炎に対して、追加の訴訟を待つまでもなく、政府自身が率先して解決すべきではないでしょうか。

輸血による肝炎感染者については、2003年以降は総合対策が取られているといわれます。治療費の助成法案での審議対象にもなりますが、これを治療費助成という考え方だけでなく、政府責任として、日赤との協議を前提に基金を元にした手当などの救済を考えるべきではないでしょうか。大臣、お答えください。

〈答弁〉

提案者の山井議員に質問です。

1, 血友病患者など先天性の方々への血液製剤によるHCV感染は、薬害と認識されているのか、お伺いします。
2, この法案の「獲得性の傷病に係る投与に限る」条項については、法の下での平等という観点から問題がありますので、削除という形の修正については検討の余地はないのでしょうか。
3, フェブリノゲン、第\因子以外の血液製剤によるHCV感染、予防接種、輸血などによる肝炎感染についての救済策についてはどのように考えられているのでしょうか。

血液製剤行政には抜本改革が必要です。

「1」 厚生労働大臣−HCVとHIV重なる発生経過=薬害HIVも薬害肝炎も未然に防げた

私は、薬害エイズ裁判和解後の96年4月12日の厚生委員会において、参考人として発言する機会がありました。そこで、真実が何故、国民に知らされないのか、またこのような被害を繰り返さないために真相究明が絶対に必要であるという意見を述べました。
菅厚生大臣のもとで薬害エイズ真相究明のプロジェクトチームが組織され、和解の前後に資料が公表されましたが、すべての資料が出された訳でなく、小出しにするなど厚生官僚の抵抗を見てきました。またこの薬害肝炎についても、2002年の資料隠しの問題もありました。
さかのぼって、1977年、アメリカで製造承認が取り消されたにもかかわらず、日本で集団感染が確認されたのは1987年です。この10年間に、問題が解決されていれば、ある意味で薬害エイズ問題おきなかった、といえます。
エイズはまだ名前もついてなかった81年に発見され、遅くとも、82年の暮れには血液を介して感染する、血友病患者に感染していることがわかってきていました。そして、アメリカで加熱製剤が認可されたのが83年3月であったにも関わらず、日本では、85年7月まで認可がされませんでした。薬害肝炎問題において、アメリカの状況を踏まえた、血液事業対策がとられていたのであれば、薬害エイズ被害の拡大も防げたと思います。

1 今回の法案による解決は当然ですが、なぜ、77年から87年の段階で当時はB型、C型の区別はなかったわけですが、何故その時期に問題解決ができなかったのでしょうか。血液製剤に関する政府が所有するすべての情報公開を前提にした、真相究明が必要であると考えます。大臣の見解を伺いたい。

〈答弁〉

果たして、今回の法案だけで、薬害が根絶できるとは思いません。薬害HIVも薬害HCVも根本には日本の血液製剤行政30年のありかたが問題だと私は考えています。

2 第2の機会は、96年の薬害HIVの和解の時でした。96年に血友病患者以外の第4ルートの病院を公表しています。その段階で、HCVも徹底して調査と情報開示をしていれば、治療の効果がある人の、肝硬変、肝がんの進行を防ぎ、亡くなる人の数も少なくできたと考えますが、どのようにお考えでしょうか。

〈答弁〉

それはそれとして必要だとは思いますが、それは根本的な薬害根絶になるのでしょうか。私は疑問です。
(私自身、インタフェロンの治療受けてきましたが(治癒率は6割)、治療の問題は別の法案ということであるが、も薬価を下げることについては考えてもいいと思います。)
このことを私は厚生労働省にぜひ反省してもらいたい。
私は、疑問だけではなく、再発防止の提案をしたいと思います。

患者の権利を守る法律。

今回の薬害肝炎の方々の救済の状況を見ていて、私自身も薬害の当事者として、本当にくやしいです。何故、薬害がくりかえされるのかというと、企業と官僚の癒着がひとつの側面、もうひとつの側面は、さきほど古川委員も指摘していましたが、先進医療のリスクと薬害は重なる問題であり、その視点から、薬害防止策を提案したいとかんがえます。

私は、昨年9月から3回、治験・臨床研究における被験者の保護、患者の権利を確保するための勉強会を開催してきました。その中で、厚生労働省は、医薬品の開発や承認の迅速化に走るあまり、治験審査委員会の手続きを簡略化しようとしたり、治験以外の、承認申請を目的としない臨床研究については、法制化の必要性を訴える声があがっているのに、それを退けてきたことがわかりました。これは、薬害問題の根本解決という観点からは非常に大きな問題だと考えます。
欧米諸国では、第二次世界大戦中のナチスの人体実験に対する裁判を起点として、非倫理的な人体実験に対する調査・反省に基づき、承認申請目的の治験に限らない、臨床試験の法制化を実現してきました。しかし、日本では、第二次世界大戦中の人体実験の調査反省も行われていません。大戦中に人体実験に関わった人が製薬会社や研究機関で権力を維持していたことが薬害エイズ事件につながりました。薬害の根絶のためには、過去の非倫理的な人体実験をきちんと反省し、治験・臨床試験を区別することなく、法制化することが必要不可欠だと考えますが、いかがでしょうか。

〈答弁〉

審議会にまかせるのではなく、大臣として、法制化については、本人は賛成ですか、反対ですか、お答えください。
みなさん、今日の質問の機会をありがとうございました。

確認したい。独立行政法人医薬品医療機器総合機構が主体として支給する仕組みになっているが、現在のこの機能の理事長が、肝炎患者の実名入りのリストが隠されたときの担当課長であると認識しているが、間違いはないか。道義的に問題があると思わないか
本来ならこの理事長の責任が問われるべき問題だったではないか。担当課長という責務はそれほどに思いのではないか。給付金は、なんの落ち度もない国民の税金からではなく、本来はこうした人々の身銭から支払われるべきものではないのか。誰がどのような職責をもって厚労省にいるのか、その責任の重さを感じていただくためにも、責任を取らせるということが必要ではないのか。

法案前文に「政府は、感染被害者の方々に甚大な被害が生じ、その被害の拡大を防止し得なかったことについての責任を認め」「今回の事件の反省を踏まえ、命の尊さを再認識し、医薬品による健康被害の再発防止に最善かつ最大の努力をしなければならない」と前文で述べているが、@政府とは誰なのか?Aなぜ拡大を防止しえなかったのか?Bどうやれば防止しえるのか、肝心なことがまったく明確にされていない。この3つについて、明確に説明をしていただきたい。

過去にどのような薬害が起きたと認識をしているのか。すべての薬害名およびそのメカニズムについて解明し、教訓を残し、少なくとも同様の繰り返しが行われないようにする必要があるのではないか
いつまでにどうやって、それらを明らかにするか、ここでお約束をいただきたい。政権が変わるかも知れない。今、大臣がここで何ができるかが試されている。官僚に指示をできるか、できないか、それによって薬害の歴史は大きく変わる。現職大臣として、いま、是非、明確に過去の薬害の解明、教訓を残す作業を期限付きで命じていただきたい。大臣が変わってもその指示がきちんと残る形でいま、命じていただきたい。
posted by 川田龍平事務所 at 16:10 | Comment(4) | TrackBack(1) | 委員会
この記事へのコメント
すごい!
みんなで頑張ったのが伝わってきました。
肝炎の方のお話しは特によかった。
川田さんも質問できてよかったです。
今までの想いがよく伝わりました。
憎むのではなく、、
ってところが泣けました。
こういうのって出来てない事ばっかり責めて
いいところは褒めてあげない感じがするけど
川田さんは最後にお礼をみんなに言っていて
小さいことですがすごいな〜と思いました。


Posted by シオ at 2008年01月11日 15:53
川田龍平さん、お誕生日おめでとうございます。毎日寒いので、風邪に気を付けて下さい。応援しています。
オメデト!! ヽ(`・ω・´)ノ イェイ!!
Posted by 高石理香 at 2008年01月12日 14:04
あの大震災から今日で十三年目です。あの時に合わせ今年も黙祷を捧げました。ぜひ今日の鶴岡市議草島進一さんのブログhttp://kusajima.exblog.jp/を読んでみて下さい。変えるには動かなければ!!
Posted by いちろうえもん at 2008年01月17日 07:55
国民の政治への不信感は、様々な事柄がありますが、薬害も、その1つだと思います。

こうして、川田様が、代表して、きちんと弁明を求めているのをみて、少しほっとしました。

何も信頼できない不安を、どこにもぶつけられない国民の憤りを、代弁できる人に、して欲しい、といつも思っています。

川田様には、これからも、ぜひ、今迄の政治の問題点を追求していって欲しいと思います。
応援しています。

時に、スムーズにいかないこともあると思いますが、動けば変わる その信念は、人の心を動かす唯一のものかも知れないとも思うので。。。

お体にも気をつけてくださいませ。
Posted by パリテキサス at 2008年01月17日 10:57

この記事へのトラックバック

【薬害エイズ】の情報を最新ブログで検索してみると…
Excerpt: 薬害エイズ に関する情報を最新ブログやユーチューブ、通販商品から検索してマッシュアップしてみました。
Weblog: マッシュアップサーチラボ
Tracked: 2008-01-11 00:39

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。