2008年04月08日

環境委員会・質問

環境委員会・質問

4月8日(火)
川田龍平は、環境委員会で質問に立ちました。

(下記、質問原稿より。ただし、実際の質問内容は少し異なります。
実際の質問内容と答弁は、参議院ホームページから映像でご覧いただけます。
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/library/consider.php
「カレンダー」から「4月8日」をお選びください

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0.未認定患者への対応
1988年をもって指定地区の解除により、認定患者は存在せず、患者は高齢化の一途とたどっています。

1.しかし、ぜんそく患者は増大しているが、こうした事態に環境省はどのような対応をしてきたのか?

2.東京都や川崎市などの自治体による救済措置についてどのように評価しているのか?なぜ、国は同じ対応ができないのか?

3.補償額の費用は、固定発生源者の事業負担が8割、移動発生源者はユーザーとして自動車重量税2割となっている。
1973年以降、固定発生源であるSO2は工場など技術など努力により減少してきているが、負担が8割という矛盾をどう考えるか?

4.(環境大臣)古い枠組みでのままでいいとの見解のようですが、本来、2割についても自動車メーカーが負担すべきではないのか?
そして、SO2が減少し、NO2、PMが増えている中で、しかも、幹線沿いの汚染度は高い、という現実もあるなかで、固定発生源の8割という従来の補償法の枠組みは改められるべきである、新しい制度設計が必要であると考えるがどのように考えておられるのか。

※官僚の不作為 (環境省)この議論は2003年以来、ずっと繰り返されてきています。因果関係という一見科学的対応を装いながら、実は、ぜんそく患者の皆さんの苦しみを放置されています。東京都や川崎市など自治体は、目の前の患者さんを見据えることができず、独自の負担で対応をしてきます。環境省のこの、大変、残念な対応は、薬害エイズにおける官僚の不作為につながるものがあると考えるが、考えをお聞きしたい。

5.(国土交通省)それでは、観点を変えて質問します。
汚染源の排出抑制は、単体規制や走行規制、バイオ燃料、渋滞対策等いろいろあるが、本来的に自動車の移動量の総量抑制が必要であるが、どのように考えるか?

6.地球温暖化防止への取り組みとして、公共交通、LRT、鉄道輸送などをどう考えるか?

7.道路建設に伴う公害被害、自動車重量税の暫定期限切れに関連して質問してきましたが、道路建設の問題としては、東京都には圏央道・高尾山の問題があります。

都市に集中する車の渋滞緩和、渋滞から排出されるCO2の削減としてのバイパス効果が、圏央道建設の大きな理由だった。しかし、圏央道建設、特にその一環としての高尾山トンネル建設によるバイパス効果に対して疑問の声が上がっていますが、どう考えておられますか。

工事自体から排出される汚染物質、CO2はもちろんだが、工事によって渇水がおき木が枯れ「生物多様性破壊型CO2クライシス」が起きることのリスク(生物多様性が崩れることによって本来吸収されるはずのCo2が吸収されず、そのことでますますCo2が増え、そのことによってさらに生物多様性が崩れるという、この負のスパイラル状にCo2が増加し温暖化が加速することを「生物多様性破壊型CO2クライシス」と呼ぶ)。さらに道路を作ることで逆に車が増え、Co2を減らそうとして逆に増えるリスクも国立環境研究所の報告書で示されていると聞いています。これらの指摘についてはどのように受け止めているか。

8.圏央道の建設による明治の森高尾国定公園に高尾山トンネル工事が計画され、すでに着工され、自然への影響が大変心配されている。
野鳥も多くいますが、多種類の昆虫の生息地として有名なところです。東京にもこんなに自然豊かなところがある。自然環境を保護する上で、いま大事な場面となっています。
高尾山を守ろうとする自然保護団体から「何とか高尾山を子、孫の代までこのまま守りたい」という熱心な働きかけがあり、自分自身も先週質問が延期になったので、現場へ行って参りました。百聞は一見にしかず、都会からこんなに近くにこんなにもすばらしい山があることに、小さい頃には行った覚えはありますが、改めて実感しました。何としてもこのような山を遺したいというのは共通の願いではないでしょうか?
 先の委員会で、岡崎委員からの指摘に対しても、トンネルの工事現場で水漏れが起きた。水漏れがあった。自然保護団体が3月14日に発表した事実を環境省も把握しているとの答弁がありました。しかし、環境書の責任ある答弁は聞かれませんでした。東京都に丸投げ、環境省が高尾山トンネル工事に協議同意したことに対する責任ある答弁とは言えませんでした。
環境大臣に改めてお訊きします。自然公園法に基づき協議同意をあたえた責任はあるんですよね?

9.それでは、トンネル工事によって、明治の森高尾国定公園内で、トンネル工事の南抗口付近での沢涸れ、妙音谷での沢涸れ・湧水涸れの事実は把握しているのですね?

10.今後掌握するおつもりはありますか?掌握していただけますか?

11.(国交省)ふれたように、トンネル工事によって、明治の森高尾国定公園内で、トンネル工事の南抗口付近での沢涸れ、妙音谷での沢涸れ・湧水涸れがおこっています。起業者・事業者である国交省はこの事実を把握していますか?

12.(国交省)それでは、平成17年6月29日に開催されたトンネル技術検討委員会で、高尾山トンネルは、八王子城跡トンネルの施行実績に基づき、覆工止水構造区間は「先進導抗(シールド掘削)+NATM(機械掘削)」工法。通常施行区間(覆工止水構造区間以外)はNATM工法により施行を行なうことが決められましたね?

13.高尾山トンネルの施行にあたって、「八王子城跡トンネルの施行実績」ということが非常に大事であることになります。現に、明治の森高尾国定公園内で、トンネル工事の南抗口での沢涸れ、妙音谷での沢涸れ・湧水涸れが起っている。ところで八王子城跡トンネル工事期間内に、御主殿の滝涸れ、沢涸れ、井戸涸れが起きましたね?

(国交省)裁判では、八王子城跡トンネル工事による御主殿の滝涸れ、沢涸れと指摘されています。国交省は確認していないのですか?

14.それでは、八王子城跡トンネル工事の観測態勢は、どうなっているのですか?

15.(文化庁)文化庁にお訪ねします。観測孔2および御主殿の滝涸れは国指定史跡八王子城跡内にあるのですか?

16.文化庁として国史跡内にトンネル工事が行なわれることに対して、文化財保護法に基づいて所見、あるいは、工事に対する条件を賦しているのですか?

17.八王子城跡トンネル工事によって現状変更があってはならないということですね。(先ほどの答弁のように、水環境の保全が重要であるため、観測孔を設置し周辺地下水に与える影響を観測しつつ慎重に工事を進めているということですね。しかし、御主殿の滝涸れは19回も起っている。工事の安全を担保するために観測孔を設置し観測していて、地下水位が許可条件時より13メートル低下した時期。20メートル低下した時期。さらに35メートル低下した時期。様々な施行方法の変更を駆使して、昨年3月にトンネル工事は基本的に終了し、6月に供用開始する運びとなった。現在観測孔の地下水位はどうなっているのですか?

18.このグラフを見てください。この赤線が観測孔の推移。地下水位が元に戻っていませんよね。現在は、元に戻るどころか、下がり始めていますよね?

19.(国交省)先ほど私は、高尾山トンネル工事は、八王子城跡トンネル工事の実績をふまえて施行方法が検討されたことを伺いました。しかし、このグラフが示すように、観測孔の推移。地下水位が元に戻っていません。現在の八王子城跡トンネル工事の実績は、地下水に影響を与えつづけているということですよね。地下水に影響を与えない施行方法が確立されていないということになりませんか?現在、高尾山で起っている沢涸れは偶然でなく、八王子城跡トンネル工事の実績ではありませんか?トンネル工事の影響でないということは言えますか?

20.しかも、高尾山トンネル工事の影響を監視する観測孔がなく、先の岡崎議員の追及で、観測孔の設置を今検討しているとありましたが、現在地下水位の影響を検証する体制はありません。いつ観測態勢、検証体制を整えるのですか?工事は今も続いていますよ。沢涸れは起っていますよ。

21.公共事業チェック議員の会の皆さんの視察も行われました。あれから既に時間もたっています。いつまでに設置するのか明確に答えてください。3ヶ月何をしているのですか?

22.高尾山トンネル工事は、八王子城跡トンネル工事の実績からいえば、見直しが必要ではありませんか?早急に水環境に影響を与えない施行方法を約束できますか?

23.今のトンネル施行方法では、高尾山トンネル工事によって環境アセスでも特定され、心配されている、琵琶滝、蛇滝の涸れは起らない保証はないのではないか?いかがですか?保証できないなら、担保できないなら、工事を一時ストップして、施行方法を検討しなければなりません。

24.生態系保存の観点と、日本が世界に誇る里山型都市近郊生物多様性低山の保全という定義から、高尾山トンネルを建設するかわりに高尾山を迂回して圏央道を建設する、という案が多くの住民から提示されています。これについて、すでに省内ではメリットでメリットの計算がされていることと思うが、住民への情報開示の観点から計算式を明示されたい。

古いから資料がないとのことですが、今、住民がそのことを求めているのです。先日の市長選挙においても住民の声が橋本さんという市長候補に託されている現実があります。真剣に住民の声に耳を傾けるべきであると思います。

25.(環境大臣)最後に、環境大臣、高尾山へ行かれたことはありますか?私も、今回、久しぶりに委員会が休みになったので、視察に言って参りました。時間があれば、もっとゆっくり山登りをしたかったところですが、東京という大都市近郊にありながら自然を遺していることが、ミシュランの観光ガイドに三ツ星で掲載されていることはご存知だと思います。有名なレストランガイドについてはどうかという意見もありますが、この観光ガイドは数多くある場所から厳選されたものです。大臣は、環境をあづかる最高責任者としては、高尾山の自然を守っていこうとする住民の声をどう受け止めているのか。

高尾山は、最近、癒しのスポットとして多くの方が訪れています。最近は安倍前首相も昨年12月に来たと地元の方が言っていました。貴重な自然、文化財とも言える高尾山をぜひ守ってください。子や孫に高尾の貴重な自然を守るためにも、環境省が積極的に働かれることをお願いして質問を終わりたいと思います。
posted by 川田龍平事務所 at 13:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 委員会
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